ストレスを感じる人間関係

ケアマネを辞めたいと思ったら見よう!
多種多様な人間関係の問題

2016/10/14

多種多様な人間関係の問題

ケアマネの人間関係

ケアマネの主な仕事のひとつにケアプランの作成があります。このケアプランは介護サービスを受ける利用者だけではなく、サービスを提供する側の為にも作成されます。ケアプランを作成する際には先輩の指導を受けながら作業をしたり、作成後は役所に提出して審査をされます。このように、ケアマネの仕事はただ単に利用者とやり取りをすればいいわけではありません。介護サービスの計画だけではなく、各機関との調整など様々な対応も求められます。多種多様な人間と関わっていかなければならないので、その事に疲れてストレスを溜めこんでしまう人が多いのです。

介護業界の現状

通常の、ケアプラン作成から介護サービス開始までの流れを説明すると、「ケアマネがケアプランを作成」→「ケアプランをもとに介護サービス事業者が介護を行っていく」というシンプルなものですが、こう簡単にいかない場合も多いのです。ご存知の通り、現在の日本は介護サービスの需要に対する供給が追い付いていない状態であり、人材不足の事業所も多く業界全体の労働環境が問題視されています。それに追い打ちをかけるように、従来よりも手間や負担のかかる新しい介助方法が次々に導入されており、早急な人材の確保が求められています。介護事業者側も今以上にコストをかけるのは厳しいので、労働環境の改善については国からの補助金等といった対策頼みになっている所も少なくありません。こうなると、自ずとこの現状に沿ったケアプランの作成を強いられる事になります。それがうまく機能していればまだいいのかもしれませんが、現場ではそのケアプランが必ず守られているという保証は無く、実際に守られていない事で問題になるケースも多くあります。
ケアプラン作成までがケアマネの仕事なのでその先の事については知らぬ存ぜぬという事であればストレスにはならないでしょうが、ケアマネになる人のほとんどは責任感が強く、利用者に対して最善の介護サポートを提供したいと考えながらこの仕事をしているはずですので、大きなストレスとなってしまうのです。

女性が多い

最近は男性も増えてきましたが、まだまだ女性が多いのが介護業界です。その中でもケアマネは女性の比率が高い事で知られています。そして女性が多い職場には必ずと言っていいほど人間関係の問題が生じます。まだ同世代であれば衝突は少ないのでしょうが、年代が異なる女性同士の争いが多く、特に下の世代は女性上司の理不尽な怒りなどに強いストレスを感じる事が多いようです。
このように、ケアマネとして働くうえで起こりやすい人間関係の問題について紹介しました。人間関係の問題は相手との対話や第三者への相談などで解決する事もありますが、どうしても難しいという場合は職場を変えるという手段もあります。人間関係が原因でケアマネという仕事自体を捨てるのは馬鹿馬鹿しいので、どうしても辛い場合は違う職場への転職を考えるのも一つの手です。

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